まるまるの宝箱

落ち着きのない40代のおばちゃんの日々、そして得たもの

若者よ!周りの大人達に君の持ち味を発掘してもらうんだ!

こんばんは、今日は次女の通う高校の進路講演会に行ってきました。

去年就職した長男、今年専門学校に進学した長女を持つ親として、職場に自分の子供と同世代の若者がいる社会人として、すごーく共感できるお話でした。

自分が何が好きか、何がしたいのか、何が得意なのか、どうしたいのか、自分の頭で考えること。

自分の考えた事に一つ一つ挑戦していくこと。 

手本にしたい大人、頼れる大人を見つけること。

 

それがやらされ人間にならないコツ。

やりがいを見つけられる人間になるコツ。

自分に責任を持てる人間になるコツ。

 

そして、これからの社会をイキイキと生きていけるのです。

 

前に、つまんなそうに仕事をしている若者がいました。でも性格はすごくいい子でした。その若者は大卒でした。私は思ってました、なんでこの子はこの仕事を選んだのだろう。その仕事に就いた経緯は私は知らないんですが、その若者は、自分を活かせる場面を見つけ出せずにきてしまったのかなぁ…と。きっと自分を活かせる場所はあったはず。もし、見つけ出せていたら、きっと別の業種でイキイキと仕事していたかもしれないです。

別の若者のお話をします。その若者は経済大学に行きながら、アルバイトをしていました。その若者は近所の地主の孫でした。裕福な家庭でしたが、彼は自分でちゃんとアルバイトをして稼いでいました。 彼が就活をする時期になったころ、私は聞きました。

「どこを受けるの?」

彼は、

「僕は公務員を受けて市役所に務めたいんですよね〜。やっぱ安定がいいですよー。」

いつも冷静な彼らしい答えでした。 

彼は車が好きでした。私は車には詳しくないので、よくはわからないですが、よく自分でいろいろいじってたようです。ある日、彼が自分で車を塗装したというので、みんなで彼の車を見たんです。

ザラザラした質感の、つや消しブラックで、下の方にライトをつけてて。それがたまに見るようなド派手なギラギラしたものじゃなく、なんていうか、さりげなさがすごーくかっこいい、すごーくセンスのいいものでした。そして彼の塗装の腕前にみんな驚いたんです。

その次の日から店長と次長が、古くなった備品の塗り直しを彼にやらせ始めたんです(笑)

それと、ボールドだったかアリエールだったか、ジェルボールが出始めの時でした。あれってパッケージがキラキラしてたじゃないですか。その売り場の前を通った時、

        あれ?なんか輝いてる?

よく見ると、パッケージにライトが当たるように、車用のLEDのシートを忍ばせてあったんです。それも、店長か次長が彼にやらせたようでした(笑)

それから彼は就職にむけて本腰を入れる時期になり、アルバイトを辞めていきました。

公務員試験も合格したようでした。

 

しばらくして彼が店に遊びにきたんです。

私は、「どう?市役所に決まったの?」って聞いたら、

「いや、公務員はやっぱやめたんです。知り合いの板金屋に行く事にしました。^_^」

          えーっ!?(´⊙ω⊙`)

彼はあの備品の塗装の件や、ライトを使った売り場の件があって、自分の特技がみんなの役にたった事に、やりがいを感じたようでした。そしてやっぱり車が好きでした。

しっかりした彼は公務員になったとしてもやっていけたでしょう。

安定の公務員と町の板金屋さん、収入の差もあるでしょう。

でも彼は板金屋を選んだ事に後悔はしないと思います^_^

経済大学で得た知識も彼ならきっとどこかの場面で活かせるでしょう。

もしかしたら今頃会社を大きくしてるかも(笑)

 

公務員の道を選んだとしても、板金屋の道を選んだとしても、どちらもそれぞれ特有の苦労はあると思います。

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私は思うんです。大卒だったら、選択肢も増えるし、収入の面でも高卒よりいいかもしれない。でも、その後の人生を、仕事をイキイキとやっていけるかは、大卒だの高卒だの中退だの関係ない。職業に優劣などない。肝心なのは自分の持ち味を自覚しているかいないかだと。

うちの息子は高卒で就職しましたが、やりがいを感じているようです。デスクワークが苦手な息子は体資本の仕事に就きました。なんかいろんな乗り物の資格をとるために頑張っているようです^_^

周りの大人は、若者たちが自分の持ち味を見つける、自分の活かせる場所を見つけるお手伝いをできたらいいですね。

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